NNR 2020年NNR成婚数、堂々の第一位おめでとうございます。まずは、22年前にこのお仕事を始められたきっかけを教えて下さい。
阿部先生 20代のころ、一部上場会社で働いていたのですが、取引先の方たちの充実した姿を見ていて、「今の仕事を続けるのではなくて、何かの社長になりたい!」とずっと思っていました。
何をしようかと考えていた時、ふと友人から「恋愛相談に乗ること多いよね」と言われたのがずっと心に残っていて、それがビジネスになるとしたら「結婚相談所だ!」ということで始めたのがきっかけです。
最初は副業で始めました。当時、北海道の旭川にいたので、どうしようかと考えたところで連盟組織の存在を知り、最初はNNRではない、別の連盟組織からスタートしました。
会社は副業禁止だったので、黙って仕事をしていたのですが、すこし大きくなったタイミングで会社にバレて、会社を即クビ!になってしまったんです。
バレた理由は、だれかからの呪いの手紙(密告)でした。でも不思議と恨みとかは無くて、その手紙に感謝してるんですよね。
そのおかげで独立する踏ん切りもついたし、本業にするきっかけにもなったので。当時の会員は10名もいなかったですが、その中の誰かかもしれません。
しかもドラマチックというかなんというか、会社にバレてクビになった日が、妻から妊娠を伝えられた日でもあったんです!
そんな状況でもわくわくした自分がいて、今の妻に「1年チャンスを頂戴!」というと、こんな状況にも関わらず「いいよ!」と即決で言ってくれたんです。なので、妻にはいまだに頭が上がらないですね。35までに起業すると決めていたのですが、これがきっかけで27か8に早まりました(笑)。
ここまでの状況を振り返ると、なんだか導かれた感じがするんですよ。結婚相談所をするのが運命だったかもしれませんね。
NNR 最初に入会された会員様はどんな方でしたか?どうやって集客されましたか?
阿部先生 ホームページを自分で立ち上げたら、1か月以内に60代男性がぱっと入会したんです。ホームページを見て問い合わせをいただきました。お相手候補の会員が多くはなかったので、今考えると無謀ではありましたが、人柄でカバーするような説明を口頭で話して入会していただきました。入会後は特に文句は言われず、5~6人ほどお見合いも組めました。
ただ、その際に当時加盟してた連盟に疑問を感じ、他を探してもう一つの連盟組織に入りました。その後、更に会員へのサービス内容を厚くしようと考え、日本仲人連盟に加盟した形です。
NNR そんな経緯だったのですね。では、今現在はどの様な集客をされていますか?
阿部先生 ほぼホームページですね。成婚者からの紹介もありますが、割合でいうと99%対1%ぐらいのイメージでホームページからの集客です。
実は相談所を始めたときに、チラシをもって旭川全部のカフェを回ったんです!コミュニケーションを図ったり、チラシを置かせてもらったりしたのですが、2ヵ月回って問い合わせは0。集客につながりませんでした。それをやってみて気付いたのが、「これから婚活しようとしている人は家でこっそりスマホを見る」ということだったんです。
結婚相談所のターゲットになりうる方は、クローズドな世界で悩んでいる方が多いので、そこに刺さるアプローチを常に考えています。開業当初に毎日やっていたことはブログをコツコツ書くことですね!記事を書くにあたって自分なりのひな形があるんです(企業秘密ですが・・・)。ただただ毎日更新というのは反対ですね。仲人の食事や私生活をUPしたところで入会希望者は興味が無いので、正しく地道にコツコツやってきました。あまり固定費をかけずに利益を伸ばすことを心がけています。
SNSもフェイスブック、ツイッター、インスタグラムに取り組んでいます。自分でホームページのブログを更新した際に、ワードプレスからフェイスブックとツイッターにシェアするんです。これで効率よく記事がUP出来るのですが、インスタだけワードプレスからのシェアが出来ないため、更新頻度が少ないんです。ただ、そこは割り切って考えています。「#ラポールアンカー」とハッシュタグをつけていれば知名度アップになるので、その位置づけで活用しています。
SNSからの集客はホームページも含めたweb集客の5~6%ぐらいですかね。ただ、温度感が全然違って、ホームページを真剣に読んできてくれた方が温度感が高いです!SNSからの問い合わせは軽めの方が多い印象ですね。
さらにユーチューブも取り組んでいますが、ユーチューブからの問い合わせはあまり質が良くありません。ただ、発信を始めたことで会員さんもそれを見てくれているようで、退会者が減るという副産物はありました!
お問い合わせの窓口としては
・カレンダー日時指定
・ラインから新規問い合わせ
・お問い合わせフォーム
この3つの問い合わせフォームを準備して問い合わせに対応しています。カレンダーからの問い合わせが多いですね。日程が選べて便利だからではないかと思います。
LINEの公式アカウントも準備していますが、こちらは問い合わせよりも既存の会員さんとのコミュニケーションに使ってます。